「伝統工法で建てた家」第7回目
OS10「木を生かす家」
完 成 :2005年10月
延床面積:273.25㎡(82.50坪)
総工事費:4,254万円(薪ストーブ、設計監理料すべて含む)
k-1工房の原点
この建物はk-1工房が考える家づくりの原点です。
地元で育った木を使い、地元で受け継がれた伝統技術で家を作る「素材を生かし技術を見せる」k-1工房の設計コンセプトです。
建主のこだわり
・100年以上持つ家にしたい
・建物のイメージは古民家風がいい
・豪華な和風の家にはしたくない(鬼瓦はつけたくない)
・外観はシンプルな切妻屋根にしてほしい
・二世帯住宅なので2階にもリビングと水廻りを作ってほしい
・1階奥には板の間を作り、両脇には和室を作ってほしい
・1階の板の間を吹き抜けにして薪ストーブを付けたい
・2階に大きなバルコニーを付けて庭が見えるようにしたい
・外観はできるだけ柱や梁を見せてほしい
・外壁の仕上げは杉板と漆喰の壁がいい
・内装の仕上げもムクの木と塗り壁で自然の素材を使ってほしい
伝統工法の特徴
・根曲がりの梁や丸太の強度を生かす
・梁と梁を組む
・梁に梁を差す
・上棟
木は年月を重ねて乾燥することで強度が増します。さらに木が湿度を吸うことでの調質効果や、木の持っている温度による断熱効果もあります。さらに、伝統技術によって、地震の力を吸収して外へ逃がす作用があります。
また、木に囲まれた空間は住む人にとって居心地が良い空間となります。
伝統工法ができる大工は数少なく、貴重な存在に。
木を熟知し、家づくりを熟知した大工だからこそできる熟練の家づくりの工法となります。
伝統工法で家づくりを考えたいお客様は、まずはお気軽にk-1工房までお問い合わせください。